あなたは人狼の胸に剣を突き立てトドメを刺した。
暗くて気付かなかったが、人狼が背中へ回していた手は変化し爪を伸ばしたままだった。
気を緩めればこちらが危なかったかもしれない。
小屋の中を検めると灰に埋もれた人骨が見える、臭いを消す為に焼いていたようだ。
他の村から攫ったか、道に迷った行商人を襲っていたのだろう。
やはり依頼にあった標的はこの人狼で間違いない。
あなたは人狼の牙を抜き、その骸を土に埋めて依頼を完了した。
師の教えが無ければ生きて帰る事はできなかった。
この牙を、今は亡き師への報告にしよう。 ▼